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zoom RSS 海音寺潮五郎記念館誌 第26号

<<   作成日時 : 2014/06/08 10:35   >>

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2006年10月31日発行の海音寺潮五郎記念館誌、第26号です。海音寺さんの「歿後30年」ということで、郷里・鹿児島を中心にして各種の記念行事が行われたため、それらの内容を取り上げています。前回の第25号からの発行間隔が短いのはこれが理由ですね。

海音寺潮五郎記念館誌 第26号(PDF:11.0MB)


・「海音寺潮五郎 歿後30年に寄せて」 海音寺潮五郎記念館・理事長・末冨千橿

・海音寺潮五郎 歿後30年記念事業を展開
 − 交流事業:鹿児島市 三館に協力を要請
 − 交流事業:大口市 海音寺潮五郎「文学散歩」に参加
 − 海音寺潮五郎「文学散歩」に参加して 末冨光子

・歿後30年記念特集 海音寺潮五郎記念館の歩み

・海音寺潮五郎(歿後)刊行書目録

・特集「直木賞選評再録」その5

・碑めぐり(5)

・『私と海音寺』 田代光雄 「木刀」

・『私と海音寺』 磯貝勝太郎 「一度の出会いは百年の重み」



歿後30年の記念事業が展開されたとあった、上記の通り、多彩な内容になっています。中でも注目は磯貝勝太郎先生の書かれた「私と海音寺」ではないでしょうか。

生前の海音寺さんに会って聞いた話を取り上げています。興味深いのは、西郷隆盛の史伝完成に勢力を費やした海音寺潮五郎さんが、いったんは余命の限界を感じて挫折しかけ、

 「あとは司馬くんに任せようと思う」

とした後、連載の始まった司馬遼太郎さんの『翔ぶが如く』を読んで、

 「あの天才の司馬くんでも、西郷のことを本当には理解できていない。やはり西郷の史伝は自分が完成させるしかない」

とあらたてめ決意を新たにする逸話ですね。

ご存知の通り、作家「司馬遼太郎」が世に出るにあたっては、海音寺さんがその才能を見抜き、惚れ込んだからこその面があって、それについては「国民的大作家・司馬遼太郎 誕生秘話」として別途紹介しましたが、やはり西郷を解釈するにあたっては司馬さん任せにはしておけなかったのです。

ここに見られる西郷隆盛への深い思い入れこそが、海音寺潮五郎さんそのものだと思います。

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