テーマ:織田信長

海音寺潮五郎記念館誌 第24号

海音寺潮五郎記念館誌の公開、こつこつと続けてきて、ようやく第24号です。発行は2005年4月30日。構成はこれまでと同様、文化講演会の内容を中心にして、「直木賞選評再録」などが掲載されています。 海音寺潮五郎記念館誌 第24号(PDF:7.0MB)  ・平成16年度 文化講演会   東郷 隆「鉄砲の普及と合戦の変化」 …
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生きて虜囚の辱めを受けず

ここまで武田家の滅亡、北条氏の滅亡を見てきました。片や、裏切り逃亡の連続で惨めな最期。他方、一族結束して意地を見せての壮絶な最期。こう単純に比較すると、「死を選ぶことが正しい」という発想につながりかねません。確かに、『葉隠』に見られる武士道はこうした価値観を主体にしており、それが「武士の理想像」であるとする意見もあるようです。しかし、私…
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武田家の滅亡

武田信玄亡き後、勝頼の率いる武田家は滅亡への道をまっすぐに進んでいったように見えます。その経過は海音寺潮五郎さんの『武将列伝 戦国爛熟篇』収録、「武田勝頼」を読むとよく分かります。最期はあまりにも悲惨、象徴的なのは家臣達の裏切りです。 悲惨さを演出する中心人物は長坂釣閑と跡部勝資です。異説もあるようですが、二人は勝頼の代に側近とし…
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直江兼続と豊臣秀吉

再び来年度NHK大河ドラマ「天地人」と意識して直江兼続ネタでいってみましょう。直江兼続の人生に決定的な影響を与えた人物に豊臣秀吉がいます。秀吉は当時の天下人ですので、ひとり直江兼続に限らず、多くの人々の人生を左右したと思いますが、直江兼続の人生に影響を与えるに至った背景には、秀吉の出生が大きく関係しているというのが海音寺潮五郎さんの見方…
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日本の道徳崩壊と福沢諭吉(完結編)

これまで長々と、日本が道徳崩壊に至った理由とその過程について、私なりの見解を書きつづってきました。日本が経てきた長い歴史の間には様々なことがありましたが、今私たちが住む日本の状況を生み出すに至る大きな変曲点は昭和20年の敗戦だったようで、海音寺潮五郎さんが『史談 切り捨て御免』の中で次のようなことを述べています。 これは上記作品に…
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海音寺潮五郎『武将列伝』

海音寺潮五郎さんは歴史分野での行き過ぎた実証主義には批判的です。「歴史上の事件、全てに証拠が残っているはずがない。もし証拠のあるものだけが歴史だとすれば、過去の時代は非常に空虚なものになってしまう」と持論を述べ、かなり幅広い歴史解釈を許容する立場をとっています。とは言っても、歴史解釈とフィクションとは全く別物です。史伝と小説を明確に書き…
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テレビ朝日50周年記念ドラマ「天と地と」

海音寺潮五郎さんの『天と地と』を原作とするドラマがテレビ朝日系列で放映されました。視聴率は10%を少し下回る程度だったようで、注目度は今ひとつという感じもしますが、このブログをご覧になっている方に限れば視聴率50%超え!といったところでしょうか。全般的に悪くない出来だったと思いますが、私が疑問に思うのは、あのドラマは本当に「天と地と」だ…
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武田の騎馬軍団

NHK大河ドラマで「風林火山」を好評放送中ですが、原作に忠実に作るなら、主人公が山本勘助ということもあり永禄4年の川中島の戦い(第4次)でドラマは終わりとなるはずです。なぜなら、山本勘助はこの戦いの最中に戦死したとされているからです。おっと、これはネタバレだったかな。でも、みなさん当然知ってますよね。しかし、天下の形勢が大きく動くのは、…
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頑張ればいつか報われる

海音寺潮五郎さんの『武将列伝』に収録されている人物のうち、私があまり知らない人物として山中鹿之介がいます。世間一般には"山中鹿之助"の方が通りがよいようなのですが、海音寺さんの説明によると、 鹿之介または鹿之助が通用であるが、彼自身の書いたものは鹿介とあり、信長公記などにも鹿介とある。これが正しいのであろうが、シカスケと読みあやま…
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殺してしまえ ほととぎす

前回に引き続き海音寺潮五郎さんの『武将列伝』から「織田信長」を取り上げています。信長というのはよく言われている通り、中世という蒙昧な時代を終結させ、近世という新時代を開いた日本史上の偉人であり、天才と評するしかないような数々の事例をもって知られる人物ですが、ある側面から捉えると、現代風に言って「パワハラ」型の人物でもあり、私から見るとけ…
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幸運児・信長

海音寺潮五郎さんの代表作『武将列伝』は何度も説明している通り、"史伝"という分野の作品です。あらためて読み直して見ると史伝というのは実に便利なもので、書かれている人物の人生、その事績が短い文章の中で簡潔にまとめられており、しかもフィクションの部分はできだけ排除し、史実のみを浮かび上がらせるように書かれていますので、歴史を勉強する教材とし…
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豊臣秀吉の猿まね

ここ何回か、海音寺潮五郎さんの『新太閤記』を紹介していますが、豊臣秀吉の伝記は掛け値なしに面白いと思います。それを生み出している源泉は何でしょうか? 秀吉の生涯が日本史上空前にして、おそらく絶後であろう大出世物語であることは言うまでもなく理由のひとつに挙げられるでしょう。司馬遼太郎さんの言を借りると「人たらし」とまで呼ばれる秀吉という…
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歴史に名を残せ

小学生の頃から歴史が好きだった私は、いっぱしに  「歴史に名を残したい!」 などという思いを抱いていたときがありました。当然、良い意味で名を残すつもりでしたし、まだ人生半ばなのでこの先偉大な功績を成し遂げて、歴史に残る人物となる可能性がないとは言えません。 が、まぁ、限りなくゼロに近いかなというのが現在の自己評価ですね。 歴…
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安土に城を築くとはさすがだ

私が読むのは文庫本中心です。司馬遼太郎さんにしても海音寺潮五郎さんにしても、その作品はほとんどが文庫化されており、なおかつ多くが中古本市場でも流通していますので、新品を買うことは少ないです。 今日も休みを利用して古本屋を散策していました。収穫は少なかったですが、ふと目に付いた作品で「上杉謙信」というのがありました。作者の名前には聞…
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