海音寺潮五郎記念館誌 第16号

久しぶりの更新となりました。1996年3月31日発行の「海音寺潮五郎記念館誌 第16号」です。余談ですが、ここで公開するためにスキャンした後の管理がまずかったようで、原紙の行方が分からなくなってしまいました。やっぱり電子化しておくべきですね。

 海音寺潮五郎記念館誌 第16号(PDF:6.9MB)


海音寺潮五郎記念館誌 第16号

 ・平成七年度文化講演会
  - 伊藤桂一氏 「私と戦場小説」
  - 尾崎秀樹氏 「圓朝の遺産」

 ・海音寺潮五郎年譜:その15

 ・萱原宏氏「海音寺先生と司馬さん」

 ・海音寺潮五郎著書目録稿 その9

 ・『私と海音寺』 末永勝介 「『日本歴史を散歩する』について」

 ・事務局だより


毎度おなじみ、直木賞作家が講演者として続々登場している海音寺潮五郎記念館主催の文化講演会、今回は伊藤桂一氏です。司馬遼太郎さんらと同じく「近代説話」出身の作家ですね。
こちらもおなじみ尾崎秀樹氏の講演テーマは三遊亭圓朝です。落語中興の祖とも言われる圓朝は、山岡鉄舟と関係が深かったことでも有名ですね。

今回の号にはなぜか磯貝勝太郎先生の作品解説が収録されていないのですが、その代わりに収められているのが萱原宏氏の「海音寺先生と司馬さん」です。これは貴重な資料で、司馬遼太郎さんが作家として本格的に活動する契機となった講談倶楽部での受賞の逸話を取り上げています。
掲載されている写真も貴重で、以前このブログにも掲載しましたが、下記の写真です。若いころの司馬遼太郎さんと海音寺潮五郎さんです。海音寺さんは態度がデカイのでひと目でわかりますがw、司馬さんはどこにいるか分かりますか?本当に若いですね。

画像


司馬さんが講談倶楽部に投稿したのは『ペルシャの幻術師』です。このとき審査員として関わっていたのが海音寺潮五郎さんで、司馬さんの受賞を強力に後押ししました。

そのエピソードについては海音寺潮五郎と司馬遼太郎『ペルシャの幻術師』編や、「ペルシャの幻術師を落とすとは何事か!!!」で紹介していますので、あわせてご覧ください。

その後に触れられている『日本歴史を散歩する』についても興味深いです。海音寺さんが「これこそが本当に自分の出版したいものだ」と言ったという逸話は以前もこちらで紹介しましたが、それは本号をもとにしたものです。

※海音寺潮五郎記念館誌を公開している趣旨については、こちらをご参照下さい。

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