上杉謙信女性説と「ダ・ヴィンチ・コード」

ご愛顧(?)頂いているこのBlog、レポート機能の細かな使い方が分からないので不確定な情報ではありますが、「上杉謙信は女性だった!?」が多くの人に読んでいただけている模様です。
 #ちなみに次点は「山内一豊と名馬」でこちらは大河ドラマの影響でしょうね。

ネット上でこの手の"トンデモ説"が目につきやすいこと、多くの人の興味を引くことの傍証かとも思いますが、これは今巷で話題の「ダ・ヴィンチ・コード」にも通じるところがあるのではないかと思います。
一昔前に流行ったハンコックの「神々の指紋」も同類のトンデモ説ですよね。私も当時熱心に読みましたが、この手の話は"ウソだろ~"と思いながらも面白いんですよね。

さて、海音寺潮五郎さんの「日本の名匠」にも上杉謙信に触れた記述があります。私自身非常に意外だったのですが、海音寺さんは当初から上杉謙信がお気に入りだったわけではなく、「武将列伝」収録の"武田信玄"を執筆するにあたり、必然的に敵方である上杉謙信のことも調べることになり、信玄よりも謙信の方に引きつけられていったのだそうです。

上杉謙信は武将ではない」でも書きましたが、「武将列伝」の連載中に"上杉謙信"執筆の依頼は最後までこなかったのですが、海音寺さん自身"いつかは書きたい"と思っていたところへ、「週刊朝日」から、
「主人公は誰でもよい。仮想の人物でもよい。従っていつの時代でもよい。人間の生長していく過程を書いてもらいたいことだけが条件だ」
との依頼を受け、「天と地と」として上杉謙信を書いたのだそうです。

「日本の名匠」に収録している"高士上杉謙信"で、海音寺潮五郎さんは謙信を評して、

彼はまた最も男性的気概にに満ちた人であった。彼が佐野昌綱を救うために、北条勢三万騎の包囲している下野佐野城に、わずか五十騎の兵をひきいて入った時の働きなど、壮烈無双、ぼくには泣きたいほどの感激がある。薩摩という最も男くさい土地に生い育ったぼくには、この男性的気概というやつがこたえられないのである。

と書いています。

私としては上杉謙信女性説の真偽などどうでもよく、こんなネタを通してでも多くの人が歴史に興味を持つきっかけになればいいと思っています。歴史物に触れる機会が多ければ、真偽はおのずから見えてくるものではないでしょうか?
私にとっての答えの一つは先に紹介した海音寺さんの文章です。

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