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前にも紹介した「日本史探訪」は、NHKで放送された内容を基にしていますので、そこに書かれているのは、番組中での海音寺潮五郎さんの発言なわけです。その発言は、基本的には番組放送以前に、そして後世の私たちから見ると、番組放送後に作品として発表された海音寺潮五郎さんの意見とほぼ同様ですので、海音寺潮五郎さんの作品を幅広く読んでいる私としては、今この「日本史探訪」を読んでみて新しい発見が多いわけではありません。しかし、ゼロではないのです。 例えば、「蒲生氏郷」について語っている回について取り上げてみることにしましょう。この中で海音寺潮五郎さんは、 戦国時代、実際に天下を取った信長・秀吉・家康という人物を別にして、その他に天下を取りうる器量、才能があった人物は誰か? という想定に対して、 それは、黒田官兵衛と蒲生氏郷である と答えています。黒田官兵衛については『武将列伝』の内容からも海音寺潮五郎さんの高評価ぶりは認識していたのですが、蒲生氏郷についてはそれほどとは思っていませんでした。 さて、その蒲生氏郷、和歌についても詳しい知識を持っているなど、文武両道の達人として知られており、その教養を身につけるにあたっては、幼い頃より熱心に学問に取り組んでいたそうなのです。しかし、あるとき、 「武人である私にとって学問は余事にすぎない!」 と悟った蒲生氏郷は、あくまでも武の道中心に励んだということです。 このくだりを読んで私はハッとしました。海音寺潮五郎さんの作品を熟読し、知名度向上のために応援活動しているなど、私にとっては全くの余事なのです! 本来なら、経営戦略なり、マーケティング戦略なり、仕事に直結する書籍をもっと多く読まなければならないはずなのです!! が、到底そんなつもりもありませんので、これからも海音寺潮五郎さんの作品を愛読していくつもりなのですが、まぁ、こんな私ですから会社では大成しないでしょうね。別にそれでいいのですがね。。。 |
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