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<<   作成日時 : 2006/05/14 21:52   >>

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沖縄にまつわる諸問題は現在でも解決されていないものが多く、ニュースや新聞にたびたび取り上げられていますが、日本本土復帰以前は特にそうだったようで、海音寺潮五郎さんにもこの沖縄問題に絡んで作成された作品があります。

『鷲の歌』というのがそれで、私も図書館で書籍検索をして始めて存在を知った作品です。いま手元にあるのは、講談社の「大衆文学館 文庫コレクション」として出版されたものです。

この本(下巻)の「あとがき」に作品が世に出るに至った経緯が書かれています。
時期は昭和42年、朝日新聞の社員から夕刊紙向けの連載小説執筆の依頼があり、題材は沖縄にして欲しいとのこと。当時、まだ沖縄は米国に占領されたままで、本土復帰問題が大きく取りざたされていたそうです。

海音寺さんは、
 読者受けの良い作品が狙いなら、沖縄を題材とするのは得策ではないと
助言したそうですが、朝日新聞側が、
 本土の人は沖縄についてほとんど知識をもっていないが、この時世、知らないではすまない。沖縄の歴史を本土の日本人に知らせる必要があるからお願いしているのです
と説得し、海音寺さんも了承されたそうです。

この逸話は、このBlogでも何度か紹介している
 日本人に日本歴史の常識を持ってもらう
という海音寺さんの意志に通じるものであり、海音寺さんが執筆依頼を受けたことは理解できますが、うがった見方をすれば、朝日新聞側はこう言えば海音寺さんを説得できるという目論見を当初から持っていたとも考えられますね。

さて『鷲の歌』は幕末当時の琉球を舞台に、薩摩藩との関係、幕末の日本の情勢に翻弄される琉球の姿を描いた作品です。図書館で見かけたらぜひ一読してみてください。

ざっくりと調べただけですが、この作品も絶版のため入手は難しいようです。ちなみに、"Yahoo!ブックス"からたどっていったところ、この本のステータスは
 "絶版または重版未定"
で、意味は
 "セブンアンドワイおよび出版社にも在庫がなく、刷り直される可能性がほとんどない本です"
とのことでした。涙、涙、涙、、、

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沖縄の歴史
沖縄の歴史沖縄の歴史(おきなわのれきし)。沖縄の古称は琉球と言う。近代以前においては沖縄より琉球という名称の方が一般的であったが、下記の文中では基本的に沖縄の名称を使用した。なお古来中国では沖縄を大琉球、台湾を小琉球と呼称していたため両者が史書等で混同されることも多かった。.wikilis{font... ...続きを見る
ハイサイ沖縄
2006/05/15 03:52

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